質問すべきこと
- 痛みの部位:のどのどの部分が痛むか(例:喉頭、咽頭、扁桃腺周辺)。
- 痛みの程度:痛みがどの程度か。「ごっくんしたときに痛い?」「何もしなくても痛い?」
- 痛みの期間:痛みがいつから始まったか。
- 他の症状:発熱、咳、鼻水、頭痛、疲労感などを伴っているのか。
- 飲食の影響:飲み物や食べ物を飲み込むときに痛みが増すか。何か食べたものでひっかっかるもの(魚の骨など)
- アレルギー歴:アレルギーがあるか、または過去に似た症状があったか。呼吸のしづらさはあるのか。
- 最近の活動:最近の活動や環境(例:ホコリっぽい環境、花粉の多い場所、大声を出すゲームをした、調理の際に煙を吸ってしまった)。
観察すべきこと
- のどの視診:のどの内部を見て、赤み、腫れ、膿、ただれ、白い斑点(細菌性扁桃腺炎、喉の奥の口内炎、口腔カンジダ症など)がないか確認。
- 全身状態:皮膚の色や発汗の状態、湿疹、全体的な健康状態を観察。活気があるか。ぐったりしてるまたは、自ら横になろうとする。
- 体温:発熱があるかどうか確認。
- 呼吸の状態:呼吸が正常か、息苦しさがないか確認。
- 消化器症状:食欲不振、下痢や嘔吐はないか確認
考えられること
- 感染症:風邪やインフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎などのウイルスまたは細菌感染。
- アレルギー:花粉症や食物アレルギーによる反応。
- 外的刺激:乾燥した空気、冷たい飲み物、声の使いすぎなど。
- 外傷:のどに何かが引っかかったり、刺激を受けた場合(野外での炊飯やキャンプファイヤーで煙を吸ってしまった)。
対応策
- 安静:まずは安静にさせ、体を休ませる。
- 水分補給:常温の水やぬるま湯を少しずつ飲ませる。
- 口腔内を清潔:歯を磨いたり、うがいをしたりする。
- 鎮痛薬の使用:本人外資から商法された常備薬を持っている場合、正しく服用
- 環境の調整:乾燥を避け、湿度を保つ。
- 医師の受診:痛みが続く、または悪化する場合は医療機関の受信。
- アレルギー対策:レルギーが疑われる場合は、アレルゲンを避けるようにする。あらかじめわかっている場合は常備薬を使用。
- 感染症が疑われる場合は、保護者に連絡し迎えに来てもらう。
まとめ
野外活動中の子どもの「のどの痛み」には、単に、「風邪」では済まされないことがあります。不慣れな環境で遊びすぎて、疲れがたまったり、いつもと違う食事に戸惑ったり、口腔内の清潔を怠ってしまったり、突然アレルギー症状が出たり・・・・原因はさまざまです。喉の痛みが続く場合や他の症状(発熱、呼吸困難、食欲不振など)がある場合は、医療機関を受診して正確な診断を受けるようにしましょう。
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