キャンプナースファーストエイド講習会

  • 一般社団法人看護教育支援協会では、キャンプナースファーストエイドの講習会を行っています。
  • 対象は、保育士、幼児教諭、学校の先生、運動クラブのコーチなど幅広い専門家を対象としています。
  • 「ナース」ということばは狭義では看護師という意味ですが、広義では「ケアする人」と考えられています。ファーストエイドは応急処置と言う意味です。
  • キャンプナースファーストエイドの講習会は、各施設や団体に向けての出張実技演習付き、講義などを行います。看護師、救急救命士などの有資格者2名で参加型の演習を提供します。
  • 子どもたちや保護者の方の参加も歓迎しています。子どもが自らの健康を気遣う知識や行動にもつなげてもらうことができればと思っています。
  • 団体向け講習会(例 学校 市町村 看護系大学や専門学校、幼児教育学部、教育学部の特別講義など)
  • 個人向け講習会「キャンプナースファーストエイド講習会」(2024年10月、大阪にて開催)

熱心に取り組んでいただきありがとうございました!

2025年4月20日に開催したキャンプナースファーストエイド講習会は、関東地方をはじめ遠方からも多くの方にご参加いただき、大変充実した1日となりました。
当日は天候にも恵まれ、講習会場には少し緊張した様子の参加者の皆さんが集っていただきました。

特に印象的だったのは、誰一人として遅刻や欠席がなく、開始から終了まで熱心に取り組んでいただけたことです。

講習会の最初は、四條畷学園大学小児看護学准教授の佐藤先生からキャンプナースファーストエイドの概要と、子どもたちが屋外活動中に遭遇しやすいトラブルや事故についての講義・演習をしていただきました。参加者の皆さんは真剣な表情でメモを取りながら耳を傾け、適切な対応法や予防策について、またご自身の遭遇した事例などについて積極的に質問をしてくださりました。

午後からは、状況設定を用いたロールプレイング演習です。子どもの野外活動中に実際に起こりうるシナリオを想定し、グループごとに対応方法を議論しながら実践していただきました。このロールプレイでは、現場さながらのリアルな課題を設定したため、意見が分かれる場面も多々見られました。しかし、参加者同士の話し合いを通して、状況に対する対応法は必ずしも一つではないことを深く理解していただけたようです。
「それぞれの意見が違っても、どれも間違いではないということが分かりました」
という感想がありました。また、別の参加者からは、
「普段のチームワークや日頃のコミュニケーションがいかに重要であるかを再認識しました」との意見がありました。

野外の活動は集団で動くことが多いため、講習を通じてチームの関係性やコミュニケーションの大切さを再確認していただけたことは、主催者としても大変うれしく感じています。

さらに講習会後の振り返りセッションでは、キャンプナース®としての今後の活動への意欲が高まり、多くの方から具体的な実践に向けた意見があがりました。
「キャンプナース®として実際に活動したいと思いました」「学んだことを活かして、地域の子どもたちの安全を守りたいです」「自分の子どもが所属しているスポーツクラブで、今回学んだファーストエイドの知識を他の保護者の皆さんにも伝えていきたいです」
など、学びを自らの地域やコミュニティに還元したいという積極的な姿勢に触れることができました。

今回の講習会を通して、参加された皆さんがキャンプナースファーストエイドの重要性を深く理解し、日常の仕事だけでなく、家庭や地域の中でも役立てていこうという前向きな姿勢を感じました。また、様々な背景を持つ参加者が集まり、それぞれの経験や意見を共有し合うことで、質の高い学び合いが生まれたと実感しています。講習会終了後には参加者同士で名刺交換を行ったり、交流を深める姿も見られ、今回のご縁を大切にしていきたいという思いが伝わりました。

私たち主催側も、今後、皆さんがご活躍されることを大変楽しみにしています。これからもキャンプナースファーストエイド講習会を通じて、一人でも多くの方が子どもたちの安全と健康を守るための知識と技術を身に付け、地域社会に貢献できるよう努めてまいります。

最後に、貴重なお休みを生かしご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。また次回お会いできる日を楽しみにしております。

佐藤先生、いつもパートナーシップありがとうございます!!

投稿者プロフィール

児玉善子(看護師)
児玉善子(看護師)
一般社団法人看護教育支援協会 代表理事