キャンプナースファーストエイド講習会

  • 一般社団法人看護教育支援協会では、キャンプナースファーストエイドの講習会を行っています。
  • 対象は、保育士、幼児教諭、学校の先生、運動クラブのコーチなど幅広い専門家を対象としています。
  • 「ナース」ということばは狭義では看護師という意味ですが、広義では「ケアする人」と考えられています。ファーストエイドは応急処置と言う意味です。
  • キャンプナースファーストエイドの講習会は、各施設や団体に向けての出張実技演習付き、講義などを行います。看護師、救急救命士などの有資格者2名で参加型の演習を提供します。
  • 子どもたちや保護者の方の参加も歓迎しています。子どもが自らの健康を気遣う知識や行動にもつなげてもらうことができればと思っています。
  • 団体向け講習会(例 学校 市町村 看護系大学や専門学校、幼児教育学部、教育学部の特別講義など)
  • 個人向け講習会「キャンプナースファーストエイド講習会」(2024年10月、大阪にて開催)

キャンプナースファーストエイド講習会 第1弾

子どもたちの育っている環境がどんどん変化していく中で、応急処置の方法も対応の仕方も変化しています。

子どもの成長を見守る大人たちが、常に学習し、安全で安心な居場所をつくっていきましょう!

講習を受けるための2つの方法

その1 団体で申し込む方法(学校、保育園、保護者会、スポーツクラブなどの団体、子どもの集団生活や野外活動を運営している団体など (1日間集中コース)

オープン価格 50,000円 (対象者20人まで可能、開催場所や日時は相談に応じます。)

団体お申し込みはこちらをクリックししてください

その2 キャンプナースフェーストエイド講習会に参加する方法(1日間集中コース)

終了しました。

実践報告は、下記をご覧ください。

キャンプナースファーストエイド講習会 実践報告

今回の講座(10月24日・25日)は、四条畷学園大学看護学部のご協力を得て開催することができました。内容は下記の通り進行しました。

すべての大人が身に着けておきたい「子どもの健康と安全を守るスキル」

子どもの応急処置演習

  • モデル人形を用いた一次救命・窒息時の対応・エピペンの使用方法、止血方法、虫(蜂)刺されたときの対応

子どもが置かれている状況設定課題(川遊び中の膝のけが・ハイキング中の「頭痛」を訴える子ども)

子どもが置かれている状況設定課題 (甲殻アレルギーがある子どもが、お友だちのカニクリームコロッケを食べてしまったとき対応 エピペン®の使用と救急搬送 保護者への連絡内容)

海の事故 ・山の事故・危険な動物について

  • 全体のまとめ 質疑応答 今後の取り組みについて

少し盛沢山になってしまって、参加者の方から「頭がパンクしそうになりました」というコメントをいただきました。

また子どもの窒息の際の上腹部圧迫法では、おへその少し上をグーにしないで、パーにして両手を重ねて後ろから斜め上に圧迫します。腹部臓器損傷のリスクが高いからです。どんなに窒息したものがとれたとしても、腹部を強く圧迫した後は、病院に行って腹部臓器の損傷がないか確認することが大切です。

モデル人形を用いた一次救命では、圧迫が効果的に行われているかどうか判定してくれます。正しい方法と力のかけ方を学んでおく必要が目に見えてわかりやすく好評でした。

子どもたちのチャレンジを応援するために、いろんなリスクに対して対応できる大人でありたいですね!

最後のディスカッションでは、自分の子ども時代を振り返って、「大丈夫?」と訊かれたら「大丈夫」と答えていたいたことがあったので、子どもが自分の身体や心の変化を言語化できるような信頼関係とコミュニケーション力を身につけたい、また、子どもたちの可能性を信じたい、など、活発な話し合いがなされました。

とても有意義な時間を共有できました。

東京、埼玉、千葉、滋賀・・・大変遠方からお越しいただいた皆さま、お仕事の調整をしてお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。皆様の積極的な発言と取り組みに感動いたしました。

投稿者プロフィール

児玉善子(看護師)
児玉善子(看護師)
一般社団法人看護教育支援協会 代表理事