宿泊を伴う野外活動の際、子どものホームシック、どうする?
ホームシックは以下のような形で現れることがあります!
- 感情的な変化:子どもが突然泣き出す、イライラする、不安になるなどの感情的な変化を見せることがあります。ほかの子どもと喧嘩する、「お風呂に入らない」と言ってきかないなど変化球で現れることもあります。
- 身体的な症状:頭痛、腹痛、吐き気などの身体的な症状が現れることがあります。体の不調で表現する方が「らく」なんですね・・・・
- 社会的な変化:他の子どもと遊ぶことを避け、孤立しがちになることがあります。また、活動への参加意欲が低下することもあります。
- 行動の変化:食欲が減少したり、睡眠に問題が生じたりすることがあります。また、家に帰りたいという強い願望を表現することがあります(わかりやすくていいですね・・・・(^^♪)
ホームシックに対するケア方法
- 安心感:子どもが安心できるように、親や家族とのコミュニケーションをサポートします。例えば「帰ったら、お母さんとどんなお話をしようか」「パパはどんなふうに励ましてくれるかな」などです。
- 共感と理解:子どもの感情を理解し、共感を示します。「寂しいね」「今日は参加していないお友達の好きなところはどこなの?」と伝えることで、安心感を与えることができます。
- 活動に参加:子どもが活動に積極的に参加するように促します。楽しさを感じることで、ホームシックの感情が和らぐことがあります。
- リラックスの方法:深呼吸や簡単なリラクゼーションのテクニックを教えることで、子どもが自分でストレスを管理できるようにします。力を抜く方法(タコタコ踊り)。意味不明の言語で話し合う(ジブリッシュ)。
- 特別な時間:子どもが特に困っている場合、個別に時間を取って話を聞いたり、一緒に活動をすることでサポートします。
子どもがホームシックを乗り越えた先に得られること
自己成長と自信の向上
- 自立心の育成:新しい環境で時間を過ごすことで、自己解決能力や自立心が養われます。「宿泊活動(キャンプ)での経験は、もっと自信を持って自分のことをできるようになるかもね!」
- 問題解決能力の向上:困難を乗り越える経験は、子どもの問題解決能力を高めます。「今度困ったことがあったら、この経験を思い出して自分で解決できるようになるかもね!」
語尾に「かもね」とつけているのは、「きっと~できるようになるよ」と断定してしまうと、「~にならなければならない」という固執になってしまいます。野外活動の経験は、いろんな可能性を孕んでいるという印象を持ってもらいたいですね。
社会的なスキルの向上
- 新しい友達との出会い:宿泊の野外活動を通じて、他の子どもたちと仲良くなることができます。「新しい友達ができると、一緒に楽しい時間を過ごせるよ」「同じ学校じゃないお友達ができるって、かっこいいね!」。
- コミュニケーション能力の向上:集団で過ごすことで、コミュニケーション能力が自然に育まれます。「みんなと協力して何かを達成するって楽しいね」「いろんな意見があったね」「みんな違っていてもいいんだね」。
新しい体験とスキルの獲得
- 冒険心と挑戦する意欲:新しいことに挑戦する機会が増え、冒険心が育まれます。「キャンプでは普段できないような発見があるかも」と伝えましょう。
- 新しいスキルの習得:野外活動を通じて、様々なスキルを学ぶことができます。「キャンプで学んだことは、将来役に立つ大切なスキルになるよ」と教えます。
自然とのつながりと健康の向上
- 自然とのふれあい:自然の中で過ごすことで、心身ともにリフレッシュされます。名前の知らない鳥、花、虫、木を調べる足りすることも簡単にできる時代になりました。「名前も知らないもの」から「名前を知っているもの」に変化したとき、親近感がわきますよね!
- 身体活動の増加:野外活動は体を動かす機会が多く、健康にも良い影響を与えます。
出来事の再構成
- 思い出:キャンプでの様々な出来事は、子どもにとって思い出となります。「このキャンプでの経験は、いい思い出になるよ」と伝えます。思い出は、解釈次第でいくらでも発展させていけます。
- ホームシックで大泣きした夜があった思い出も、「帰りたくなる家があることの幸福」として思い出すこともあるかもしれませんね!
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