キャンプナース®

私にも®マークを持つことができました!!

「それが何?」と言われるかもしれませんが、私の看護は病院の外にもあるんです。

だから、これからの暮らしの中で病気や障害、老いること、結婚や出産、育児、そして災害に合うことなどいろんなライフイベントに役立つキャンプナース®でありたいと思っています!!

今後ともよろしくお願いいたします。

キャンプナース®研究会

この研修会では、基調講演、実践報告を踏まえ、キャンプナース®が創造するキャンプ運営計画をグループワークで作成していきます。

キャンプディレクターの赤木先生のアドバイスを得ながら、2025年度に実際に、キャンプナース®が創造したキャンプを運営したいと思っております。

全く新しい研究会をお楽しみください。

設立の背景

私は看護師をしているとき、患者さんが転倒すると危ないので「車椅子でリハビリ室まで行きましょう」と声をかけていました。看護教員をしているとき「看護師国家試験に出るから勉強しておきましょう」と声をかけていました。これらの声かけは、看護でも教育でもなく、ただの「おせっかい」でした。子どもたちに「転ぶから走っちゃだめよ」「危ないから包丁は使わないで」と言っていませんか。確かに危険なものや危険な環境から自分の身を守ることを教えることは大事です。しかし、小さな失敗を繰り返しながら学んでいくという過程を見守ることも大事だと思っています。

その反面、たとえ小さなケガであっても、些細な身体の不調の訴えであっても、初期対応を間違えると大きな問題に発展することも事実です。

これらは、私が看護の現場や教育の現場で何度も繰り返した失敗から学んだことでした。

子どもたちがよりに健康に、のびのびと生き生きと成長していく環境を整えるという大人としての役割を果たせる社会をつくりたいという思いで設立しました。

キャンプナースとは?

1. 「キャンプ」の広義の定義

キャンプとは、単にテント宿泊を伴うアウトドア活動に限らず、以下のような多様な屋外および屋内での活動を広く指します。

  • 林間学校、修学旅行などの学校行事
  • 子ども会や老人会など地域のイベント
  • スポーツやレクリエーション活動(例:サッカー合宿、水泳大会など)
  • 防災訓練や災害対応活動
  • 自然体験学習(山登り、川遊び、海遊び、農業体験など)
  • 屋内での合宿型イベント(音楽、文化、芸術活動など)
  • 健康促進や交流を目的とした多様な背景を持つ人々(例えば、子ども、高齢者、障害のある方、癌サバイバー、社会的な課題を抱える方など)が集い、語らう場

2. キャンプナース®の役割

キャンプナース®とは、こうした多様な活動現場において、参加者の健康と安全を専門的に支える看護師です。その具体的役割は以下の通りです。

  • 活動前の健康相談および準備(参加者の健康状態のチェック、持病・アレルギー対応)
  • 活動中の健康管理(応急処置、体調不良者の看護、感染症対策など)
  • 心理的ケア(環境変化による不安やストレスへの対応)
  • 活動後のフォローアップ(保護者や主催者への報告、アフターケアの指導)
  • 地域および多職種との連携(医療福祉、教育のみならず)

3. キャンプナース®が求められる具体的ニーズ

  • 学校・教育機関
    • 修学旅行や林間学校などでの生徒の健康管理と安全確保
    • アレルギーや持病を持つ児童・生徒への専門的ケア
    • 医療ケア児への対応
  • 企業・団体
    • 社員やその家族が参加するイベントでの安全・健康管理(救護班として待機)
    • 防災訓練や非常時の看護サポート
  • 自治体・地域団体
    • 地域イベントや自然体験活動での参加者の安全と健康の維持活動の支援
    • 災害時の避難所や支援活動での看護支援や啓蒙活動
  • スポーツ団体・クラブ活動
    • 合宿や大会における選手の健康管理や怪我対応
    • 熱中症予防や事故防止の指導や早期対応
  • 健康促進・交流の場としてのコミュニティ
    • 健康な人をより健康にする活動の場の創作
    • 障害のある方、高齢者、癌サバイバー、社会的な課題を抱える人々が安心して参加できるサポート体制の構築

4. 看護師がキャンプナース®に登録するメリット

  • 看護の幅を広げ、多様な環境下での看護経験を積むことができる
  • 地域や社会と深く関わり、やりがいや社会貢献を実感できる
  • 自分のスキルや専門分野を活かし、働き方の多様化やキャリアアップを図れる
  • 働く場所や日時を柔軟に選ぶことが可能になり、ワークライフバランスを向上できる
  • 他分野の専門職との交流を通じて、ネットワーク構築や新しい知見の獲得ができる

5. マッチングアプリに期待される役割

マッチングアプリでは、以下の機能が期待されます。

  • 活動の種類や必要なスキルに基づくキャンプナース®のマッチング
  • 主催者が求める条件(活動場所、日時、看護スキル、経験)に合致する看護師を簡単に検索・予約できる機能
  • 看護師側が得意分野や資格、経験をプロフィール登録し、自己PRできる機能
  • 事前のコミュニケーション支援機能(チャットやメッセージング機能)
  • 活動後のフィードバックや評価機能により、質の向上を図る仕組み

これらを通じ、主催者とキャンプナース®のニーズを効果的にマッチングし、安全で安心な活動の提供を実現します。

看護師の資格以外に特別な資格があるわけではありません。

子どもの健やかな成長を応援したい人ならだれでも2日間の講習を受けることで、「キャンプナース」として活動することができます。ただし、子どもの野外活動に関して、知識を持っているので学び直しが必要ないという方はすぐに登録をしてください。また、必要と思う講座を受けてください。

登録初年次のみ7,000円(登録料)、その後年会費を支払う必要はありません。「キャンプナース」として仕事の依頼を受けるばかりでなく、自ら仕事を生み出すことができます。

例1)ボランティアで地域の子どもたちのバレーボールコーチをしていた看護師さん、「キャンプナースの講習修了しています」を生かして、保護者の皆さんのニードに応じた「子どもの健康生活」の講座を開いてみた!

例2)サイドビジネスとして、「キャンプナース」を生かした子どもの暮らし支援を企画してみた!

年に1回、「キャンプナース研修会」を開催します。皆さんの実践報告会と情報交換会です。全員参加型研修会です。

2025年3月、日本キャンプ協会が主催するキャンプインストラクターの資格を取る講座を予定しています。

第1回 キャンプナース交流セッション実践報告

キャンプナース文献レビュー経過報告

四條畷学園大学の佐藤寿哲準教授による「キャンプナース文献レビュー経過報告」では、これまでの研究や文献に基づいたキャンプナースの現状が整理されました。

どのように対応するべきかという実践的な内容、やりがいと課題、キャンプナースのデータベースの作成、教育キャンプの現状など、欧米諸国の論文の整理の経過報告がおこなわれました。

キャンプナースの実践報告: 判断困難事例と対応

佐藤准教授による「キャンプナースの実践報告」では、判断が困難な事例に対する対応策が具体的に示されました。 参加者にとって貴重な情報源となりました。

キャンプ中の性被害の事例や予防方法などを話し合う機会となりました。

キャンプナースの役割

小児看護専門看護師の渡邊氏は、キャンプナースが果たすべき役割について発表しました。渡邊氏は、豊富な経験をもとに、「キャンプナース」は、状況のアセスメントに悩むことも多々ありますが、経過をおって、フィードバックを得ることで自身のケアの質を高めていく工夫をされているとのことでした。キャンプナースとしての「人間関係づくり」「場づくり」「見守り」「スキルアップ」の大切さを再認識させられました。

5回のドイツ国際平和村でのボランティア経験という実績も刺激的な情報でした。

キャンプナースの変遷と活動意義

特定非営利活動法人ナックの副代表理事である赤木功氏から「キャンプナースの変遷と活動意義」についてお話がありました。 赤木氏は、キャンプナースの歴史的な背景と、その役割がどのように進化してきたか、青少年教育の現場におけるキャンプナースの重要性を強調されました。

会場からは、障害児キャンプの運営に関する質問、キャンプナースによる配薬と自己管理の考え方など、多様な質問があり大変興味深い講演であったことがうかがえました。早速、11月のキャンプナースの依頼があり、会場からキャンプナースとして志願してくれました。

キャンプナースのビジョン〜青少年に主体的な学びを

最後に、私(児玉)は「キャンプナースのビジョン」について話しました。今までの経験を活かし、キャンプナース実習というものができないかと提案しました。キャンプナース実習に賛同してくれつつも、課題やデメリットへの対応を話し合う機会となりました。

キャンプナースの活動内容

キャンプナースはキャンプ活動をはじめとする体験型野外活動、集団活動(以下、野外活動と述べます)の参加者や運営スタッフが安全かつ健康を保てるように環境を整え、事故やケガ、様々な症状の出現に対し、予防、早期発見、早期対応に努める役割があります。また、慢性的な疾患、障がいのある子どもへと個別的なケアを行います。

  • 緊急時対応
    • ケガや急病に対する応急措置の提供する。
    • 必要に応じて適切な医療施設への搬送を調整する。
  • 医薬品の管理
    • 保護者から預かった内服薬の安全な保管と管理をする。
    • 指示に応じた薬を正しく使用することを支援する。
    • キャンプナースの判断で保護者から預かった内服薬以外の医薬品を投与しない。
  • 健康管理とアドバイス
    • キャンプ参加者の健康状態を観察する。
    • 必要に応じて健康教育を提供する。
    • 慢性的な疾患や障がいのある子どもに対する必要なケアを行う。
  • 健康記録の管理
    • キャンプ参加者の健康情報を記録し共有する。
    • 必要に応じて健康状態に関連する情報を他の運営スタッフと共有する。
  • コミュニケーション
    • 保護者や他の医療機関と連絡を取り、必要に応じて情報を共有する。
    • 野外活動の運営スタッフと連携して、参加者の健康と安全を支援する。
    • 野外活動中、必要に応じて、運営スタッフや参加者の相談に対応する。
  • 感染症の予防と管理
    • 手洗いやうがいなどの基本的な予防策ができているか確認する。
    • キャンプ施設の清潔と衛生的な環境を確保する。
  • 心理的なサポート
    • キャンプ参加者が感じる集団になじめない、人間関係のトラブルなどに対し運営スタッフとともに対応を協議し、必要に応じて直接的ケアを行う。
    • 必要に応じて心理的なサポートをする。(ホームシック・夜尿症など)
  • キャンプナースは、医療の専門知識とともに、協力的で柔軟なアプローチを持ち、多様な状況に対応できる能力が求められます。また、参加者たちと良好な関係を築く能力も重要です。

投稿者プロフィール

児玉善子(看護師)
児玉善子(看護師)
一般社団法人看護教育支援協会 代表理事